健康保険や介護制度をFPに相談社会保険への加入を勧められています。国民健康保険の保険料とどちらが安いですか。

お住まいの地域がわからないために、現在の国民健康保険料との損得を確定できませんので、今回は社会保険料をご紹介します。

月収が9万円だとすると、協会けんぽの東京都の場合で、ひと月の健康保険料は4360円になります。協会けんぽの場合、都道府県による差は100円くらいとそれほど大きくありません。

また健康保険の保険料は、毎月の収入によって変動するのではなく、毎年4月、5月、6月の平均月収によって、1年間の保険料が決まります。そのためここでご紹介した保険料は、4～6月の平均収入が9万円と仮定した場合の保険料になります。

この金額よりも高い国民健康保険の保険料を支払っていれば、健康保険に加入したほうが保険料負担では有利になります。ただし、加入するのが健康保険組合の場合は、料率が異なるため、健康保険組合で確認してください。

現在、国民健康保険料を払われているので、ご相談者の場合はご自分が払っている国民健康保険料と比較していただくことになりますが、ご参考まで、いくつかの都道府県の国民健康保険料をご紹介します。

国民健康保険の保険料は、同じ所得であっても、自治体によって差があります。月収が9万円なので、年収を108万円として試算してみました。

具体的な保険料として、東京都のある区では国民健康保険料の年間負担額は約3万2000円、神奈川県のある市では年間約5万5000円、埼玉県のある市では年間約3万6000円になっています。同じ所得でも、居住地によって差が出ることがお分かりいただけるでしょうか。

国民健康保険料は、多くの自治体でHP上にシミュレーション機能を設けています。ご自分の国民健康保険料を調べたい方には、ぜひ、利用して欲しい機能です。