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夫45歳、妻43歳パート、高校生の息子が2人います。夫の会社の業績が悪化して、昨年は100万円近く、今年もさらに100万円くらい年収が下がってしまいました。夫は転職も検討したようですが、これから大学生になる子どもがいるので、失敗が怖くて、あきらめたようです。
とはいえ、今のままでは、収支が赤字。教育資金として貯蓄を増やさなければならない時期なのに、かえって貯蓄は減っている状態です。家計費の中に、削れそうな費目はありますでしょうか。ないとしたら、この先、どのように生活設計を立てていけばよいでしょうか。
【現在の家計収支】 | |
---|---|
収入 | |
夫 | 32万円 |
妻 | 8万円 |
合計 | 40万円 |
支出 | |
住宅ローン | 9万円 |
食費 | 7万5000円 |
外食費 | 5000円 |
水道光熱費 | 2万円 |
通信費(プロバイダ料含む) | 2万7000円 |
日用雑貨費 | 1万円 |
交際費 | 1万5000円 |
ガソリン代 | 1万円 |
夫こづかい | 3万円 |
妻こづかい | 5000円 |
息子こづかい(2人分) | 1万円 |
被服代 | 1万円 |
教養娯楽費 | 1万円 |
子ども費(塾代含む) | 6万5000円 |
保険料(学資保険2人分含む) | 4万円 |
貯蓄 | 0円 |
その他 | 1万円 |
支出計 | 43万2000円 |
貯蓄残高 | 900万円 |
2年間で200万円も年収が下がってしまったとのこと。これからますます教育費がかかる時期なのに、やりくりで大変な思いをされていることと思います。
家計費を拝見させていただいたところ、食費がご夫婦の手取り月収の20%になっている点が気になるくらいで、大きく減らせそうな支出はありません。食費についても、食べ盛りの男の子がおふたりいらっしゃる現実を考えますと、今より減らすアドバイスはしづらくなっています。
ご主人の収入が下がった現状では、パートで働かれている奥様の収入アップを望みたいところです。社会保険の加入ラインの改正で、2016年秋以降は、女性の働き方が少しずつ変わる可能性もあります。今の仕事先で、正社員は無理でも、契約社員のような働き方ができないでしょうか。ひと月4~5万円くらいでも収入がアップしますと、月々の赤字を吸収できますし、病気やけがの補償、奥様自身の公的年金額のアップなど、家計がリスクにも強くなります。
奥様の収入アップが現実的でないのなら、住宅ローンの繰り上げ返済をおこない、月々の返済額を減らす方法を検討されてはいかがでしょうか。住宅ローンの繰り上げ返済を行う場合、返済期間を短縮する方法を選択したほうが、利息の軽減効果は大きいのですが、ご相談者の場合は「月々の返済額を減らす方法」を選択するのです。
月々の返済額を何万円も減らすのは難しいので、数千円から1万円くらいの削減を目指すのが現実的。1万円くらいの減額だとしても、家計的には楽になりますし、利息の軽減効果も望めます。
繰り上げ返済での利息軽減効果は多いほうが家計的にはうれしいものですが、これから大学に通うお子さんのいらっしゃるご家庭ですから、繰り上げ返済に使う貯蓄は150~300万円程度に収めるのが安全でしょう。
大学時代の学費は、学資保険である程度は用意されているものの、支払われている保険料から推察しますと、学資保険だけで大学の学費のすべてをまかなうのは難しそうです。奨学金などの助けを得るのが、順当だと思います。
本来なら、借金に当たる奨学金の借り入れを積極的に進めるものではないのですが、ご相談者の場合、51~52歳頃に下のお子さんが大学を卒業する計算になります(浪人は考慮せず)。教育資金負担が終わってから60歳になるまでに8~9年くらいの時間が残される計算です。
大学時代に奨学金を借りる代わりに、下のお子さんが大学を卒業してから60歳を迎えるまでに、お子さんと協力して奨学金の早期完済を目指すプランを立ててみてはいかがでしょうか。今は苦しくても、お子さんたちに教育資金がかからなくなれば、貯蓄できる家計に戻ります。しかも8~9年くらいの時間が見込めるので、ご主人が在職中のうちに、お子さんの奨学金を完済するプランも十分に立てられそうです。
在職中の完済を目指すためにも、奨学金の借り入れは、お子さんひとりに付き200万円くらいを限度と考えるのが安全です。学資保険と200万円程度の奨学金で学費の多くはまかなえるはずです。
今は目先のやりくりが大変なので、教育資金負担が終わった後の生活まではイメージしづらいと思いますが、ライフプランという時間軸の中で、解決できる方法を模索してみてください。年収が減って、節約を強いられている今を少し視点を変えて考えてみると、年金暮らしに強い家計に変える努力をされているともいえます。
いずれにしても、年収が減ったときは、家族全員で協力して乗り切るしかありません。お子さんたちには早めに、奨学金を借りてもらいたいという旨を伝えることも大切だと思います。
(2016年9月 畠中 雅子)
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