生命保険や損害保険をFPに相談2013年4月からの保険料が値上がり伴い、保険の見直しは必要？

ご質問にある通り、2013年4月から、保険料が値上げされる予定になっています。保険料がアップする理由は、現在は1.5％になっている標準利率を、金融庁が1％に引き下げるからです。

標準利率とは、保険料を運用する際に用いられる予定利率の目安となるもので、利率が下がると運用で得られる利益部分が減ってしまいます。利益部分が減った場合、契約者から受け取る保険料を増やさないと、将来の支払いに備えて積み立てる、責任準備金に不足が生じてしまいます。責任準備金の不足が発生しないようにするため、保険料の値上げが予定されているわけです。

そこで、見直したいと思う保険の種類が、終身保険やこども保険、個人年金保険のように、予定利率改定の影響を強く受ける貯蓄性のある保険の場合は、3月までに見直し（＝新規契約）を済ませたほうがよいでしょう。同じ保険金額でも、4月以降は保険料が値上げされる可能性が高いからです。

いっぽう、定期保険や収入保障保険、医療保険、がん保険など、保障性の高い保険の中には、保険料が改定されないままの商品もあります。また、保険料の改定時期を4月ではなく、少し後ろにずらす保険会社もあります。さらには、標準利率が下がっても、運用益以外の部分（見込みより実際の死亡者が少なかったときの余裕分など）でまかなったり、販売への影響を考えて据え置かれる商品もあります。

まずは、自分が入りたいと思う保険を選択した上で、その保険を扱っている会社のHPでニュースリリースのページをクリックしてみましょう。加入したいと思う保険は保険料の値上げが予定されているか、否かを確認し、改定が予定されていれば、3月までに加入したほうが有利だと思います。

人生の中でお金や保険の疑問は絶えないものですよね。例えば結婚した時、子どもが生まれた時、退職した時など、その時々で最適な資産設計や加入する保険はどうすれば良いのかと考えるのではないでしょうか。少しでも悩んだ時はお近くの保険クリニックで無料でご相談ください。

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