3.補償範囲を選ぶ

火災保険には、火災での補償だけでなく、さまざまな補償があります。

近年、規模が大きな自然災害が発生しやすくなってきていると言われており、想像がつかない自然災害に遭遇してしまうかもしれません。そんな自然災害や、盗難による汚損なども火災保険で補償できるケースがあります。

どのような損害が補償されるのか、一般的な火災保険の補償内容を見ていきましょう。

補償範囲 補償内容 支払事例
火災 失火やもらい火、放火などによる火災の損害を補償します。

契約者または被保険者などが放火犯の場合補償されません。

天ぷらを揚げていて、鍋に引火。スプレー式消火器で消火を行ったものの火の勢いが強く、壁面やコンロ上部の換気扇を焦がした。また、直接炎は届いていなかったものの、その熱で天井の蛍光灯のカバーと壁面のコンセントが変形してしまった場合。
落雷 落雷による損害を補償します。 落雷の影響で、コンセントにつないであったノートパソコンが動かなくなってしまった。
故障の原因は、過電流によるマザーボードの故障だった場合。(保険の対象が家財の場合)
破裂・爆発 ガス漏れなどによる破裂・爆発の損害を補償します。 ガスコンロ内で爆発が起き、爆発の衝撃で家の壁が破損してしまった場合。
風災
ひょう災
雪災
風災・ひょう災・雪災の損害を補償します。
  • 風災:台風、旋風、暴風、暴風雨等をいい、洪水、高潮等を除きます。
  • 雪災:豪雪、雪崩(なだれ)等をいい、融雪洪水を除きます。
台風による強風のため、屋根に取り付けてあった雨樋(あまどい)が、樋(とい)受け金具から外れてしまった。修理の為、足場を組んでの交換作業が必要となった場合。
水災 台風や暴風雨などが原因で起こる洪水・高潮・土砂崩れなどにより建物が床上浸水、地盤面より45cmを超える浸水、または損害割合が30%以上となった結果被った損害に対して、保険金をお支払いします。

地震による津波を除きます。

台風で近くの川が氾濫し、床上浸水して、壁の張り替えが必要となった場合や、豪雨等で山が土砂崩れを起こし、家を押し流してしまった場合。
建物外部からの物体の落下・飛来・衝突等 自動車の飛び込みなどによる損害を補償します。 自動車による当て逃げが原因で、ブロック塀の端の部分が数メートルほど敷地の外に崩れ落ち、崩れていない部分についても、敷地の外側に傾いてしまった場合。
漏水などによる水ぬれ 給排水設備に生じた事故や他人の戸室で生じた事故に伴う漏水による水ぬれ損害を補償します。

給排水設備自体に生じた損害は補償されません。

排水溝に異物が詰まり、防水パンから排水が溢れた。
洗濯機を2階の洗面所に置いていたため、防水パンから溢れた水は洗面所、2階廊下の一部、1階へと続く階段の一部まで達していた。結果、床材が剥離、床面の浮き、床鳴りが発生してしまった場合。

老朽化、蛇口の閉め忘れによる損害は補償されません。

騒擾(そうじょう)・集団行動等に伴う暴力行為 集団行動などに伴う暴力行為・破壊行為による損害を補償します。 デモ隊と機動隊の衝突により、投石による窓ガラスや家財の破損があった場合。
盗難による盗取・損傷・汚損 盗難による盗取(とうしゅ)や損傷・汚損などの損害を補償します。 自宅の裏側の勝手口の鍵が壊されていて、勝手口に備えていたはずの防犯ブザーも外されて、盗難にあった場合。
不測かつ突発的な事故(破損・汚損) 誤って自宅の壁を壊した場合などの偶然な事故による損害を補償します。

すり傷などの外観上の損傷または汚損であっても、その機能に支障をきたさない損害は補償の対象となりません。

掃除中に壁にものをぶつけて、壁を破損してしまった場合

その他基本補償の選択は保険会社により異なりますので、ご確認ください。

費用保険金(臨時費用保険金等)について

上記で、一般的な補償内容を見てきましたが、火事等の事故にあってしまった場合、建物・家財の補償だけでなく、様々な費用が必要となる場合があります。その費用をサポートするものが費用保険金です。

保険会社により種類や支払額の違い、標準で付帯している会社、選択型の会社がありますので、費用保険金の種類や内容についても保険会社選びのポイントとなります。

費用保険例・・・

  • 損害を受けた保険の対象の残存物を片付けるための費用(残存物取片づけ費用保険金)
  • 失火・爆発事故により隣近所に損害を与えた時の費用(失火見舞費用保険金)
  • 仮住まいの費用(臨時費用保険金)
  • 地震による火災で保険の対象に一定の条件で損害が発生した場合の費用(地震火災費用保険金)
  • 火災事故の損害の発生や拡大を防止するための費用(損害防止費用保険金)

地震保険も付帯可能

補償範囲を選ぶページです。

火災保険は、お住まいの場所・環境によって火災保険の保険料や必要となる補償内容は異なります。火災保険一括見積もりオリジナルの比較ツールで、保険料や補償内容等が比較できます。過不足なく火災保険に加入してよかったと、そんな火災保険加入のお手伝いが出来れば幸甚です。

このホームページは、各保険の概要についてご紹介しており、特定の保険会社名や商品名のない記載は一般的な保険商品に関する説明です。取扱商品、各保険の名称や補償内容は引受保険会社によって異なりますので、ご契約にあたっては、必ず重要事項説明書や各保険のパンフレット(リーフレット)等をよくお読みください。ご不明な点等がある場合には、火災一括見積もりダイヤルまでお問い合わせください。

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