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4人に1人がハラスメント被害者!他人事ではないハラスメントの現状

毎月その月にまつわる「ちょっと気になる」ネタ、「お金に関する」ネタをいっきゅうくんが調査します。

アンケートの調査結果を見ると、今の世の中が垣間見える?かも

4人に1人がハラスメント被害者!他人事ではないハラスメントの現状

長時間労働、サービス残業、各種ハラスメントなどなど企業のトラブルが度々ニュースとなっています。それ以外でも学校や病院など、生活する様々な場所でも起こっていて、今や身近な問題です。知らず知らず、被害者にも加害者にもなりうるハラスメント。今回はさまざまなハラスメントについて20歳~60歳の男女800名にアンケート調査を実施いたしました。

Q1

最近ではハラスメントの種類も30種類以上あると言われています。
あなたが聞いたことのあるハラスメントは何ですか。(いくつでも)

ハラスメントの王道 セクハラ・パワハラ!

最近、ハラスメントの種類は細分化され30種類以上にわたります。は20歳~60歳の800名に聞いたことがあるハラスメントについて聞いてみました。

1位はセクハラ、パワハラ(69.3%)3位にマタハラ(58.8%)、4位にモラハラ(56.3%)と続いています。

全く知られていないハラスメントは3種類。意外と少ないことに驚きました。

Q2

職場や家庭、学校などでハラスメントを受けて嫌な思いをしたことがありますか。

場所 男性 女性
職場 86名 101名
家庭 8名 28名
学校 21名 23名
その他 4名 3名

26.6%ハラスメント被害!

職場や家庭、学校などでハラスメントを受けて嫌な思いをしたことがある人は26.6%。4人に1人が経験しています。

受けた場所は職場が男女とも一番多いのですが、男性で次に多いのが学校、女性は家庭と受けた場所が性別によって異なることが分かりました。

Q3

どのようなハラスメントを受けて嫌な思いをしましたか。(いくつでも)

男性 女性
1位 パワハラ
(パワー・ハラスメント)
73名
パワハラ
(パワー・ハラスメント)
55名
2位 モラハラ
(モラル・ハラスメント)
26名
セクハラ
(セクシャル・ハラスメント)
52名
3位 セクハラ
(セクシャル・ハラスメント)
14名
モラハラ
(モラル・ハラスメント)
45名
4位 カラハラ
(カラオケ・ハラスメント)
パーハラ
(パーソナル・ハラスメント)
9名
カジハラ
(家事・ハラスメント)
12名
5位 カラハラ
(カラオケ・ハラスメント)
スメハラ
(スメル・ハラスメント)
パーハラ
(パーソナル・ハラスメント)
10名

一番多いハラスメントは、パワハラ!

ハラスメントを受けたことがある213名にどのようなハラスメントを受けたか聞いたところ、男女ともに一番多かったのはパワハラ(60.1%)。男女ともに上位は同じハラスメントが占めていましたが、女子は4位にカジハラがランクインしています。

Q4

具体的にどのような内容でしたか?

男性 女性
  • 仕事中に他の人の前で怒鳴られる
  • 上司からの無茶ぶり、嫌がらせ
  • 酒やタバコ、カラオケを強要された
  • 体を触られたり抱きつかれたりした
  • 上司から怒鳴られたり、無視された
  • お酒やカラオケを強要された

実際にどのような内容だったのか、伺ってみました。多かった回答は上記のとおりです。

男女ともに仕事に関するハラスメントの内容は同じ傾向でしたが、女性はそれに加えて体に触られたり、性的な発言を受けたり、とくにお酒の席ではそういった内容が増える傾向にあることが分かりました。

Q5

ハラスメントをしてきた相手の性別は。

67.6%は男性!ハラスメント加害者

実際にハラスメントをしてきた人の性別を聞いたところ、加害者の67.6%は男性だということが分かりました。

ただ、女性被害者の場合、女性が加害者の場合も意外に多くいる事が分かりました。

Q6

ハラスメントをしてきた人はどんな人ですか。(いくつでも)

70.4%が上司!

ハラスメントや嫌がらせをどんな人がしてきたか聞いたところ、ダントツの1位は上司(70.4%)でした。

続いて、先輩(15.0%)、同僚・同期(14.1%)とほぼ勤務先で行われていることが分かりました。

Q7

ハラスメントを受けたとき、あなたはどのような行動をとりましたか。(いくつでも)

45.1%は泣き寝入り!

ハラスメントや嫌がらせをされた時、どのような行動をしたか聞いてみました。

ほぼ半数の45.1%は何もせず、やり過ごしていることが分かりました。

直接抗議した人は16.4%、上司に相談した人は10.3%と少数です。

中には「直接抗議したら無視されるようになった」や、「上司に相談したら、退職勧告された」などの二次被害に遭われた方もいました。

Q8

あなたは他の誰かにハラスメントをしてしまった、嫌な思いをさせてしまったと感じたことがありますか。

ないと言える人は47.1%

ハラスメントは自分がそんなつもりがなくても、相手が嫌だと思ってしまうと成立してしまいます。

いつでも被害者にも加害者にもなり得るハラスメント。

男女800名に他の誰かに嫌な思いをさせてしまったと感じたことがあるか聞いてみました。

あると回答した人は64名(8.0%)と少なかったのですが、わからないと回答した人が359名(44.9%)にものぼります。

気付かないうちに他人に不快な思いをさせてしまっている可能性が大きいことが分かります。

Q9

どのようなことをしてしまいましたか。

男性 女性
  • 部下や同僚を怒鳴ってしまった
  • 体を触ったり、性的な発言をしてしまった
  • イライラしてあたってしまった
  • 気分できつい言い方になってしまう
  • 容姿や性格を注意してしまった
  • プライベートに口出ししてしまった

実際にあると回答された64名にどのようなことをしてしまったか聞いてみました。

パワハラ(パワー・ハラスメント)、セクハラ(セクシャル・ハラスメント)、パーハラ(パーソナル・ハラスメント)などが多く挙げられました。中には実際に会社に抗議された経験がある方もいらっしゃいました。

上記に挙げられた項目・・・みなさんも「したことがある!」と心当たりがある方も多いのではないでしょうか。

Q10

あなたがハラスメントだと思わないものはどれですか。(いくつでも)

ハラスメントだと思わないもの
1位 エアハラ(エアー・ハラスメント)
2位 ブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント)
3位 ジェンハラ(ジェンダー・ハラスメント)
4位 ゼクハラ(ゼクシャル・ハラスメント)
5位 カジハラ(家事・ハラスメント)

全部がハラスメント 62.0%

30数種類あるハラスメントの種類の中で、ハラスメントだと思わないものがあるか聞いたところ、62.0%の方は「全部がハラスメント」と回答しました。

ハラスメントだと思わないものがある人304名の回答は上記の通りです。

2007年、新語・流行語大賞にエントリーされた「KY(空気読めない)」がハラスメントだったとは、筆者も今回の調査で初めて知りました。

血液型の話をするだけで、ハラスメントと言われてしまうかもしれないと思うと・・・

コミュニケーションの取り方も考えさせられてしまいます。

アンケート概要

サンプル数
男女800名
年齢
20歳~60歳
調査方法
Webアンケート
調査期間
2016年10月21日~10月26日

今回、調査の対象とした「ハラスメント」一覧

アカハラ (アカデミック・ハラスメント)
大学などで教職員が学生や他の教員に対して行う嫌がらせ行為
アルハラ (アルコール・ハラスメント)
飲酒にまつわる人権侵害
エアハラ (エアー・ハラスメント)
真剣な雰囲気や和やかな雰囲気などを壊す行為
エイハラ (エイジ・ハラスメント)
年齢を理由としたハラスメント
エレハラ (エレクトロニック・ハラスメント)
電子技術を使った嫌がら行為
オワハラ (就活終われ・ハラスメント)
企業が学生に対して内定と引き換えに就活を終わるよう迫る行為
カジハラ (家事・ハラスメント)
家事労働を不当に過小評価されること
カラハラ (カラオケ・ハラスメント)
歌いたくない人に無理やり歌わせようとする行為
キャンハラ (キャンパス・ハラスメント)
キャンパス内で、相手の意に反する不適切な発言、行為等を行うこと
ジェンハラ (ジェンダー・ハラスメント)
「男らしく」「女らしく」のように、社会通念上の固定概念による性差
シルハラ (シルバー・ハラスメント)
介護を必要とする老人のプライドを傷つけるような言動や介護拒否
スクールセクハラ (スクール・セクシュアル・ハラスメント)
児童生徒の学ぶ意欲を失わせ、その能力を伸ばす機会を奪う行為
スメハラ (スメル・ハラスメント)
臭いにより周囲を不快にさせる 嫌がらせ
スモハラ (スモーク・ハラスメント)
非喫煙者に対して喫煙を強制したり、副流煙による受動喫煙の被害
セカハラ (セカンド・ハラスメント)
セクハラの被害を企業に訴えたことが原因で 、かえって企業から嫌がらせを受けること
セクハラ (セクシャル・ハラスメント)
不快と感じる性的な言動や行為
ゼクハラ (ゼクシャル・ハラスメント)
未婚の子に対して結婚へのプレッシャーを母親などからうける行為
ソーハラ (ソーシャル・ハラスメント)
SNSにおいて、職場などの上下関係を背景に行なわれる嫌がらせ行為
テクスチュアル・ハラスメント
文章上の性的嫌がらせ
テクハラ (テクノロジー・ハラスメント)
IT機器の操作に不慣れな人に対する嫌がらせ
ドクハラ (ドクター・ハラスメント)
医師による患者への嫌がらせ
パーハラ (パーソナル・ハラスメント)
外見などの容姿やクセに対するいじめや嫌がらせ
パワハラ (パワー・ハラスメント)
職場での地位や優位性を背景に精神的・身体的苦痛を与える行為
ブラハラ (ブラッドタイプ・ハラスメント)
血液型によって人の性格を判断し、相手を不快や不安にさせる行為
ペイハラ (ペイシェント・ハラスメント)
患者側が医療従事者に対し、正当な医療行為を妨害するような行為
ペット・ハラスメント
飼い主がペットに対する嫌がらせ
マタハラ (マタニティ・ハラスメント)
職場において妊娠や 出産者に対して行われる嫌がらせ
マリハラ (マリッジ・ハラスメント)
独身であることを強調して不快な思いをさせたり、お見合いや結婚を強要するような行為
モラハラ (モラル・ハラスメント)
言葉や態度などによって心を傷つける精神的暴力
ラブハラ (ラブ・ハラスメント)
恋愛に関する話題を振って、相手に精神的苦痛や不快な思いをさせる行為
リスハラ (リストラ・ハラスメント)
リストラ対象者に対する嫌がらせ
レイハラ (レイシャル・ハラスメント)
人種的偏見に 基づく嫌がらせ
レリハラ (レリジャス・ハラスメント)
宗教団体やその関係者から受ける精神的・肉体的・経済的な苦痛を伴う嫌がらせ

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