70.4%が上司!
ハラスメントや嫌がらせをどんな人がしてきたか聞いたところ、ダントツの1位は上司(70.4%)でした。
続いて、先輩(15.0%)、同僚・同期(14.1%)とほぼ勤務先で行われていることが分かりました。
店舗相談の
予約をする
閉じる
毎月その月にまつわる「ちょっと気になる」ネタ、「お金に関する」ネタをいっきゅうくんが調査します。
アンケートの調査結果を見ると、今の世の中が垣間見える?かも
4人に1人がハラスメント被害者!他人事ではないハラスメントの現状
長時間労働、サービス残業、各種ハラスメントなどなど企業のトラブルが度々ニュースとなっています。それ以外でも学校や病院など、生活する様々な場所でも起こっていて、今や身近な問題です。知らず知らず、被害者にも加害者にもなりうるハラスメント。今回はさまざまなハラスメントについて20歳~60歳の男女800名にアンケート調査を実施いたしました。
最近、ハラスメントの種類は細分化され30種類以上にわたります。は20歳~60歳の800名に聞いたことがあるハラスメントについて聞いてみました。
1位はセクハラ、パワハラ(69.3%)3位にマタハラ(58.8%)、4位にモラハラ(56.3%)と続いています。
全く知られていないハラスメントは3種類。意外と少ないことに驚きました。
場所 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
職場 | 86名 | 101名 |
家庭 | 8名 | 28名 |
学校 | 21名 | 23名 |
その他 | 4名 | 3名 |
職場や家庭、学校などでハラスメントを受けて嫌な思いをしたことがある人は26.6%。4人に1人が経験しています。
受けた場所は職場が男女とも一番多いのですが、男性で次に多いのが学校、女性は家庭と受けた場所が性別によって異なることが分かりました。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
1位 | パワハラ (パワー・ハラスメント) 73名 |
パワハラ (パワー・ハラスメント) 55名 |
2位 | モラハラ (モラル・ハラスメント) 26名 |
セクハラ (セクシャル・ハラスメント) 52名 |
3位 | セクハラ (セクシャル・ハラスメント) 14名 |
モラハラ (モラル・ハラスメント) 45名 |
4位 | カラハラ (カラオケ・ハラスメント) パーハラ (パーソナル・ハラスメント) 9名 |
カジハラ (家事・ハラスメント) 12名 |
5位 | カラハラ (カラオケ・ハラスメント) スメハラ (スメル・ハラスメント) パーハラ (パーソナル・ハラスメント) 10名 |
ハラスメントを受けたことがある213名にどのようなハラスメントを受けたか聞いたところ、男女ともに一番多かったのはパワハラ(60.1%)。男女ともに上位は同じハラスメントが占めていましたが、女子は4位にカジハラがランクインしています。
男性 | 女性 |
---|---|
|
|
実際にどのような内容だったのか、伺ってみました。多かった回答は上記のとおりです。
男女ともに仕事に関するハラスメントの内容は同じ傾向でしたが、女性はそれに加えて体に触られたり、性的な発言を受けたり、とくにお酒の席ではそういった内容が増える傾向にあることが分かりました。
実際にハラスメントをしてきた人の性別を聞いたところ、加害者の67.6%は男性だということが分かりました。
ただ、女性被害者の場合、女性が加害者の場合も意外に多くいる事が分かりました。
ハラスメントや嫌がらせをどんな人がしてきたか聞いたところ、ダントツの1位は上司(70.4%)でした。
続いて、先輩(15.0%)、同僚・同期(14.1%)とほぼ勤務先で行われていることが分かりました。
ハラスメントや嫌がらせをされた時、どのような行動をしたか聞いてみました。
ほぼ半数の45.1%は何もせず、やり過ごしていることが分かりました。
直接抗議した人は16.4%、上司に相談した人は10.3%と少数です。
中には「直接抗議したら無視されるようになった」や、「上司に相談したら、退職勧告された」などの二次被害に遭われた方もいました。
ハラスメントは自分がそんなつもりがなくても、相手が嫌だと思ってしまうと成立してしまいます。
いつでも被害者にも加害者にもなり得るハラスメント。
男女800名に他の誰かに嫌な思いをさせてしまったと感じたことがあるか聞いてみました。
あると回答した人は64名(8.0%)と少なかったのですが、わからないと回答した人が359名(44.9%)にものぼります。
気付かないうちに他人に不快な思いをさせてしまっている可能性が大きいことが分かります。
男性 | 女性 |
---|---|
|
|
実際にあると回答された64名にどのようなことをしてしまったか聞いてみました。
パワハラ(パワー・ハラスメント)、セクハラ(セクシャル・ハラスメント)、パーハラ(パーソナル・ハラスメント)などが多く挙げられました。中には実際に会社に抗議された経験がある方もいらっしゃいました。
上記に挙げられた項目・・・みなさんも「したことがある!」と心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
ハラスメントだと思わないもの | |
---|---|
1位 | エアハラ(エアー・ハラスメント) |
2位 | ブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント) |
3位 | ジェンハラ(ジェンダー・ハラスメント) |
4位 | ゼクハラ(ゼクシャル・ハラスメント) |
5位 | カジハラ(家事・ハラスメント) |
30数種類あるハラスメントの種類の中で、ハラスメントだと思わないものがあるか聞いたところ、62.0%の方は「全部がハラスメント」と回答しました。
ハラスメントだと思わないものがある人304名の回答は上記の通りです。
2007年、新語・流行語大賞にエントリーされた「KY(空気読めない)」がハラスメントだったとは、筆者も今回の調査で初めて知りました。
血液型の話をするだけで、ハラスメントと言われてしまうかもしれないと思うと・・・
コミュニケーションの取り方も考えさせられてしまいます。
今回、調査の対象とした「ハラスメント」一覧
営業時間 9:00~19:00