13.0%は、ねんきん定期便を知らない!
毎年、誕生月に届くねんきん定期便。その内容をチェックしている人は、全体の59.0%でした。
13.0%は、ねんきん定期便を知らないと回答しており、年金に関する個人の大切な情報が届いていない、または関心が薄いことが分かります。
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毎月その月にまつわる「ちょっと気になる」ネタ、「お金に関する」ネタをいっきゅうくんが調査します。
アンケートの調査結果を見ると、今の世の中が垣間見える?かも
2017年9月、厚生年金の保険料が引き上げられ、2004年から続いていた段階的な引き上げが終了しました。
少子高齢化による働く世代の減少や長生きリスクの増加に伴い、社会保障制度に加え自助努力による備えの必要性が増してきています。
今回は、社会保険のひとつである「年金保険」について、20歳から60歳の男女600名にアンケート調査を実施し、「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」のそれぞれの内容の認知度等を測りました。
私達は、「国民年金保険」や「厚生年金保険」等として毎月保険料を納めています。
その中には“年金”として一般にイメージされる「老齢年金」だけでなく、「障害年金」や「遺族年金」のための保険料も含まれます。
下記の様な場合に該当すると「基礎年金」や「厚生年金」としてそれぞれ支給されるにもかかわらず、障害年金や遺族年金は約半数の人にしか認知されていないようです。
最も多い回答の「老齢基礎年金は65歳から支給される」でも、418名(69.7%)にとどまりました。
老齢年金の名前や内容を知らないと回答したのは、22.5%にあたる135名でした。
障害年金について最も知られていたのは「所定の障害状態になったら障害年金が支給される」で、回答したのは289名(48.2%)でした。
遺族年金について最も知られていたのは「所定の資格を満たした状態で死亡したら遺族年金が支払われる」で、回答したのは294名(49.0%)でした。
障害年金・遺族年金ともに2位は「名前は聞いたことがあるが、内容は知らない」となり、「名前を聞いたことがない」とあわせて43.3%にあたる260名が名前や内容を知らないことが分かりました。
毎月納めている年金保険料の金額を知っているかを聞いてみると、285名(47.5%)が知っていると回答しました。
国民年金に加入している人の60%近くが保険料を把握しているのに対し、厚生年金・共済年金に加入している人では、「知らない」「保険料を気にしたことがない」が「知っている」を上回りました。
自分で払う国民年金と違って、給与天引きの厚生年金はその金額があまり認知されていません。
平成29年度の国民年金保険料は、1ヶ月あたり16,490円です。
厚生年金保険料は、毎月の給与(標準報酬月額)と賞与(標準賞与額)の18.3%であり、その半額が毎月給与から控除されています。
毎年、誕生月に届くねんきん定期便。その内容をチェックしている人は、全体の59.0%でした。
13.0%は、ねんきん定期便を知らないと回答しており、年金に関する個人の大切な情報が届いていない、または関心が薄いことが分かります。
前問でねんきん定期便の事を知っている522名に、将来自分が受け取れるおおよその年金額を把握しているかを聞いてみました。
全体では328名(62.8%)が把握していると回答しました。
ねんきん定期便をチェックしている人の82.5%が把握しているのに対し、チェックしていない人は21.4%にとどまり、全く反対の結果となりました。
ねんきん定期便以外にも、ねんきんネットに登録することで、これまでの年金記録や将来の年金見込額などを確認することができます。
前問で、金額を把握していると回答した302名に、その金額が十分かどうかを聞いてみました。
90%以上が十分でないと回答しました。
プラスで希望する金額は100万円で、最も多い64名が回答しました。
20歳から60歳の男女600名全員に、老齢年金の他に老後資金の対策について聞いてみました。
全体の41.8%にあたる251名、また前問で老齢年金が十分でないと感じている人302名の中でも、23.2%あたる70名が老齢年金以外に「何もしていない」と回答しました。
また、何か対策をしている人でも、預貯金やタンス預金のみという人は129名で、全体の5人に1人という事が分かりました。
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