32.1%が震災により保険を請求!
震災で被害に遭った212名に、震災が原因の保険請求をしたか聞いたところ、32.1%が保険の請求をしていることが分かりました。
特に東北エリアでは地震保険に加入している71名中35名が地震保険金を受け取りました。家族の家の補償で受け取った事例も含めるとエリア回答者の4人に1人は受取ったことになります。
請求しても支払われなかった事例は1%でした。
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アンケートの調査結果を見ると、今の世の中が垣間見える?かも
回答者の68.5%が東日本大震災で被害!
もしもの時の備えは大丈夫ですか?
2016年3月11日で東日本大震災から5年が経過します。阪神淡路大震災からも21年が経過しました。特に東日本大震災での衝撃的な被害の映像は今でも記憶に新しいところです。被害にあった地域には、まだ大きな爪痕が残されていますが、日本は地震大国です。今後の災害への備えとして震災時、震災後について30歳~60歳の岩手・宮城・福島エリア200名、東京・神奈川・千葉エリア200名、大阪・兵庫エリア200名を対象にアンケートを実施しました。
30歳~60歳までの600名(各エリア200名)に震災時の連絡ツールに何を1番使ったか聞いたところ、携帯電話が1位(237名)でした。各エリアで見ていくと関西エリアは震災の起った時間が早朝だった影響からか携帯電話の次に連絡をしていない方が多く見受けられました。東北・関東エリアではメールが2位となっています。
震災時に何から一番情報を得たか聞いたところ、1位は「テレビ」、2位は「ラジオ」、3位が「インターネット」だったことが分かりました。関東・関西エリアは「テレビ」が多かったのに対して、東北エリアは「ラジオ」が多くなっています。関東エリアのみ、2位が「インターネット」でした。
震災後、家族と取り組んだ防災対策を聞いたところ、1位は「非常食・防災グッズの常備」、2位は「避難場所の確認」となりました。各エリアごとに異なるのは、関西エリアは「何もしていない」が一番多かったことです。それ以外の2エリアは「家族との連絡方法の共有」も多く取り組まれた対策でした。
他の地域で震災があった後、個人や働く企業で被災・復興に関する活動をしたか聞いたところ44.2%は「何もしていない」ことが分かりました。2位は「募金」で37.2%です。
被災・復興活動をされた335名にどれ位の期間、活動していたか聞いたところ、1位は「1ヶ月未満」、2位は「1ヵ月以上6ヵ月未満」、3位は「現在も続いている」との結果になりました。特に東北エリアは「現在も続いている」と回答された方が多くなっています。
30歳~60歳の600名に保険に加入しているか聞いてみた結果、85.3%は何かしらの保険に加入してることが分かりました。
生命保険文化センターによる調査でも、生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は89.2%(平成27年度、速報)なので、それに近い結果が出ました。
地域によって異なるのが、自動車保険の加入率。東北エリアは63.5%の加入率に対して、関東エリアは39.5%、関西エリアは41%でした。半数以上の方が医療保険に加入しています。
震災で被害に遭ったことがあるか聞いたところ、東北エリア200名のうち68.5%が何かしらの被害を受けたことが分かりました。
全エリア共通して、自分や家族の身体の被害よりも家の修理や家財が壊れる被害が多いのが特徴で、関東エリアにも影響が出ているところに地震の規模の大きさが反映されています。その他の意見では、親戚や知人が多く亡くなったと回答される方が多かったです。
震災で被害に遭った212名に、震災が原因の保険請求をしたか聞いたところ、32.1%が保険の請求をしていることが分かりました。
特に東北エリアでは地震保険に加入している71名中35名が地震保険金を受け取りました。家族の家の補償で受け取った事例も含めるとエリア回答者の4人に1人は受取ったことになります。
請求しても支払われなかった事例は1%でした。
震災をきっかけに、保険の見直しや加入を考えたか聞いたところ、66.8%は考えていないことが分かりました。ただ、東北エリアでは22%が新規加入や見直しをしており、必要だと思っている方も20%いることが分かりました。
保険に新しく加入 | 保険の見直しをした |
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必要だと思うがまだしていない | 保険を解約した |
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考えていない | |
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Q9で回答した理由を聞いたところ、見直しや新規加入をされた方は、被害に遭って入っていなかった方、保険金を受け取った方に多いことが分かりました。必要だと感じててもまだしていない方は「見直しをどうすれば良いのか」が分からない方が多く見受けられました。保険は万が一の時の備えです。いつまでもそのままにしておくのではなく、まずは信頼して相談できる場所を見つけてみませんか。
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